せっかくワ―ケーションするなら、普段行けないようなところへ行ってみたい! そんな方におすすめなのが長崎県島原半島と熊本県天草諸島にまたがる雲仙天草国立公園です。アクティブな火山活動によるダイナミックな火山景観と、多島美、美しい海辺の地形など海も山も両方を楽しめます。園内にはキャンプ場もあるので、広い公園をめぐるならキャンピングカーをレンタルして巡ってみてはいかがでしょう。コストも抑えられて移動も楽です。

 

 

 

海の魅力も山の魅力も全身で感じられる!「雲仙天草国立公園」

 

雲仙天草国立公園は、長崎県、熊本県、鹿児島県の3県にまたがる広大な公園で、天草地域と雲仙地域の2つのエリアに分けられています。天草地域には、大小120もの島々が浮かぶ海があり、俯瞰で見る多島美をはじめ、海蝕崖や陸繋島などの変化に富んだ自然の芸術作品のような海岸の地形を見ることができます。美しい豊かな海にはミナミハンドウイルカが訪れることもあり、イルカウォッチングができるスポットとしても人気です。温暖な気候で、まるで海外の海辺のリゾートのような雰囲気があります。世界遺産に登録された﨑津集落に足をのばしてみるのもおすすめです。

 

 

一方、雲仙地域は、湯けむりが立ち込めるアクティブな活火山、雲仙普賢岳を中心としたダイナミックな火山景観を楽しめるエリア。火山の爪痕の残る荒々しくも芸術的な地形や、山岳から望む大パノラマビューは感動モノです。どちらの地域も地球の息吹を感じられる公園で、雲仙地域は島原半島ジオパークとして、ユネスコ世界ジオパークに認定されています。

天草地域も、天草ジオパークとして2020年3月まで日本ジオパークに認定されていた魅力いっぱいのエリアです。園内には竜洞山みどりの村というキャンプ場もあり、余すところなく時間をかけてジオパーク、園内の名所を巡りたい人やワーケーションしたい人にピッタリです。キャンピングカーであれば、島をぐるっとドライブしながらジオサイト巡りも可能!

 

 

【INFORMATION】

天草空港より車で約2時間、または長崎空港から車で約1時間30分

環境省公式HP「雲仙天草国立公園」

竜洞山みどりの村公式HP

島原半島ジオパーク公式HP

 

 

 

仕事を終えたら島原半島ジオパークを巡ろう!

雲仙岳

島全体がジオパークになっている島原半島。そのシンボルである雲仙岳は、実は20以上もの山々でできている火山群の総称というのは意外と知られていません。人と火山の共生をテーマに生きている地球を体感できるジオパークで、日本で初めてユネスコ世界ジオパークにも認定されたジオパークです。火山は人々の暮らしを脅かす脅威でありながらも、温泉など多くの恵みをもたらす自然でもあります。島原半島ジオパークでは、火山がつくり上げた絶景や、日本で最も新しい山、平成新山など、生きている地球を感じながら、火山と共存する人々の知恵や歴史、火山がもたらす恩恵など、多くを学ぶことができます。

 

 

 

個性的な名峰揃いのスリリングな世界有数の活火山「雲仙岳」

 

三峰と称される普賢岳、国見岳、世界有数、妙見岳を始め、20以上の個性豊かな山々から成る火山群である雲仙岳。平成2年に大噴火し、雲仙岳火山群の最高峰として、日本で最も新しい山である平成新山が生まれました。しばらく入山は禁止されていましたが、平成10年に、火山が沈静化したとのことで、再び山へ入ることができるようになりました。雲仙岳の山々には、年間を通してとても美しい自然が広がります。春には九州の高山に自生するツツジの仲間であるミヤマキリシマが一面に咲き誇り、山がピンクに染まります。秋の広葉樹林の紅葉風景は普賢岳広葉樹林として国の天然記念物にも指定されています。雲仙岳の魅力で無視できないのが温泉。雲仙地獄、雲仙温泉郷など、伝統的な雲仙岳の火山活動の恩恵を全身で感じることができます。それは、癒しと脅威が共存する、ちょっと不思議な自然活動です。

 

 

【INFORMATION】

長崎県島原市、雲仙市、南島原市

島原駅より車で約50分

島原半島世界ジオパーク公式HP「人々と火山の噴火」

雲仙温泉観光協会「雲仙地獄」

 

 

 

世界的にも超希少な不思議植物がみられる「リソサムニューム礁“白州”」

 

島原半島から原城跡沖合およそ300メートルの場所には、リソサムニュームと呼ばれる浅瀬が出現します。1キロメートルほどの長さのその浅瀬は、普段は海の中に沈んでいますが、旧暦3月~8月の大潮最干潮時にだけ海上に現れるのです。この、サンゴ礁にも似たリソサムニュームとは、世界的にもめずらしい植物で、インド洋とイギリス海岸、そしてこの南島原でしか見ることができない非常に希少なものなのです。もともとはうすべに色の藻なのですが、石灰質を含んでいるためやがて遺骸となり、空気に触れて真っ白になります。その見た目から、白州とも呼ばれています。まさに、ここでしか見ることができない超レアな風景です。

 

 

【INFORMATION】

長崎県南島原市南有馬町大江名原城本丸跡沖合

島原駅より原城跡まで車で約40分

ながさき旅ネット「白洲(リソサムニューム)」

 

 

 

島原半島が海の中にあったころの地層が見られる「龍石(たついし)海岸」

 

龍石海岸では、雲仙火山の初期の噴火の名残を地層に見ることができます。それは、なんと50万年前の地層。ここに残っている地層から、生きている地球の歴史、その活動を見ることができる貴重な場所です。時代や、半島の形成過程の3つの地層を同時に見ることができ、地質学的にもとても貴重とされています。島原半島の複雑な海岸線や地層を楽しむ散策はもちろん、マテ貝の採れるスポットとしても人気があります。

 

 

【INFORMATION】

長崎県南島原市西有家町

島原駅より龍石海岸まで車で約35分

島原半島世界ジオパーク公式HP「島原半島のなりたち」

ながさき旅ネット「龍石海岸」

 

 

 

噴火の爪痕が残る地形がおもしろい「早崎海岸」

早崎玄武岩

早崎海岸では、島原半島がどのようにしてつくられたかを知ることができます。およそ430万年前に起きた海底火山の噴火により、最初はマグマと海水がふれあうことで爆発を幾度となく繰り返しました。その爆発によってマグマは砕かれ、やがて大きな山になっていきます。爆発がおさまると、溶岩流が静かに流れ、現在早崎海岸で見られるような黒い石畳になったのです。ごつごつした早崎玄武岩は、興味深い地形をつくりあげていると同時に、火山活動の激しさを伝えてくれます。芸術作品のような地形に感動するとともに、自然の脅威を学べるスポットです。

 

 

【INFORMATION】

長崎県南島原市口之津町

島原駅より早崎海岸まで車で約1時間

島原半島世界ジオパーク公式HP「島原半島のなりたち」

ながさき旅ネット「早崎玄武岩」

 

 

 

早崎海岸に行くなら絶対に立ち寄りたい「瀬詰崎(せつめさき)灯台」

 

早崎玄武岩からもすぐ近くの、島原半島南端にある、有明海の入り口を示す灯台です。日本三大潮流の一つに数えられる早崎瀬戸のランドマークであり、3~6月の大潮時には、潮流の早さが最大7ノットにもなる直径20メートルもの大きなうず潮を見ることができます。灯台からの夕景もすばらしく、夕日のキレイなスポットとしても人気。早崎海岸周辺の海岸美なども含め、絶景スポットして知られています。夏は、周辺の前浜海水浴場や白浜海水浴も近いので、マリンスポーツも楽しめます。前浜海水浴場の近くはイルカウォッチングのスポットでもあります。他にもフィッシングスポットとして釣り好きには有名な場所でもあり、誰もが思い思いに楽しめるレジャースポットの点在するランドマークです。

 

 

【INFORMATION】

長崎県南島原市口之津町早崎地区

島原駅より瀬詰崎灯台まで車で約1時間

島原半島ジオパーク公式HP「トスタッフの写真日記 瀬詰崎灯台と海に沈む夕日」

 

 

 

島原半島ジオパークにちなんだジオスイーツが目白押し!

かんざらし

 

島原半島には、おいしいグルメがいっぱい!島原半島ジオパークにちなんだジオスイーツも注目されています。溶岩を模したパイやチーズケーキなど、遊び心もいっぱいのおいしいスイーツはぜひ味わいたいもの。

 

手延べそうめん

他にも、長崎らしい小浜ちゃんぽんや、全国2位の生産量を誇る手延べそうめん、名産のたいらガネと呼ばれるガザミというカニの仲間や、地元でがんばと呼ばれるフグなど、年間を通して豊かなジオフードとも言えるグルメが目白押しです! 仕事と遊びを両立できるワ―ケーションなら、ゆっくり長期間滞在して、地元の郷土料理や名産品などを味わい尽くすことも夢じゃありません!

 

 

グルメも温泉もあり、見どころもたくさんの雲仙天草国立公園で、今こそワ―ケーションにチャレンジしてみませんか?