東京都心からのアクセスが良く、伊豆の玄関口とも言われる東伊豆。6つの有名な温泉郷がある、温泉好きにはたまらない人気エリアです。温泉こそがまさに大地のめぐみ。温泉以外にも観光スポットが多いことから、年間を通して多くの人が訪れます。家族でも、カップルでも、友人同士でも楽しめる東伊豆の魅力を、ジオサイトにフォーカスしながら紹介します。

 

 

 

東伊豆へのアクセス

電車の場合
東京駅からJR特急踊り子で約2時間18分。

車の場合
東名高速道路の厚木ICから国道135号を経由して約2時間20分。

 

 

 

お椀を伏せたような不思議な形の山「大室山」(静岡県伊東市)

写真提供:静岡県観光協会

 

緑色のお椀をひっくりかえしたような形が特徴的な大室山は、スコリアと呼ばれる火山の噴火によってできる多孔性の黒い岩塊でできています。約4000万年前の火山でできたと言われる大室山は、伊豆単性火山群の中では最大級の火山でもあり、国の天然記念物にも指定されています。標高580メートルとそれほど高くないものの、山頂では、天城連山、南アルプス、伊豆諸島などを一望できるパノラマビューを楽しめます。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市富戸先原1317-5

伊東駅よりバスで約40分

伊豆半島ジオパーク公式ウェブサイト「大室山」

 

 

 

8ヶ月もの間、桜が咲き続ける「さくらの里」(静岡県伊東市)

写真提供:静岡県観光協会

 

大室山のふもとにあるさくらの里は、その名の通り、全国でも有数の桜の名所で、さくら名所100選にも選定されています。東伊豆のさくらの里が、日本全国に数ある桜の名所とちょっと違うのは、9月中旬から翌年5月上旬あたりまで桜が咲き続けること! その種類も豊富で、約40種類1500本もの桜が次々と咲き続けます。他の多くの地域と同様、ソメイヨシノは3月中旬から4月上旬に見頃を迎え、その季節にはライトアップされた桜の風景も楽しめます。夏場以外、いつでも桜を楽しめて、さらに富士山も見えちゃう、フォトジェニックな場所です。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市富戸1317-4

伊東駅よりバスで約40分

伊豆半島ジオパーク公式HP「さくらの里」

 

 

 

火山とは思えない美しきジオサイト「小室山」(伊東市)

 

大室山に比べて小さいですが、同じくスコリア丘です。小さな山ですが、およそ15000年前の噴火では、実に5億3000万トンもの多量な溶岩が吹きだしたと言われています。現在では、小室山公園として桜やつつじ、椿などを楽しめるスポットとしても人気があるのですが、小さいからと言って侮れないのが山頂からの景色です。徒歩はもちろん、一人用のリフトで山頂に行くことができます。そこに広がるのは360°パノラマビュー。火山がつくり上げた周囲の地形、富士山や天城山、伊豆諸島まで見渡すことができます。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市川奈1260-1

伊東駅よりバスで約20分

伊豆半島ジオパーク公式HP「小室山」

 

 

 

 

伊豆を代表する絶景スポット「門脇埼(かどわきざき)」(静岡県伊東市)

 

伊豆を代表するスリリングな絶景スポット、城ヶ崎のダイナミックな地形を楽しむなら門脇埼がおすすめです。断崖絶壁から見下ろす雄大な海は、美しくもあり、ちょっと恐ろしくもあります。荒々しい地形と高さにおっかなびっくりしながらも、門脇灯台からは火山活動によってつくられた複雑な海岸線の地形と、城ヶ崎をつくった大室山の遠景を見渡すことができます。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市富戸

城ヶ崎海岸駅より徒歩約30分

伊豆半島ジオパーク公式HP「門脇埼」

 

 

 

スリリングなつり橋とシュノーケリングが楽しめる「橋立 大淀・小淀」(静岡県伊東市)

写真提供:静岡県観光協会

 

城ヶ崎で外せない絶景スポットの一つで、門脇埼のつり橋に比べると小さいのですが、その小ささがよりスリリングに感じさせます。つり橋の下方に広がる柱状節理の岩場に大淀、小淀と呼ばれる潮だまりがあります。ゴツゴツした岩場ですが、ここには自然によって作られたタイドプールがあったり、水がきれいで人気のシュノーケリングスポットです。この地形による潮の流れのせいなのか、魚もたくさんいるので潜りがいがあっておすすめです。

 

 

【INFORMATION】

城ヶ崎海岸駅より徒歩約30分

伊豆半島ジオパーク公式HP「橋立 大淀・小淀」

 

 

 

 

滝つぼが釜の底のように見える「釜滝(かまだる)」 (静岡県河津町)

 

河津桜で有名な河津町にある、河津七滝の一つです。釜滝は、河津七滝の中でも上流に位置し、滝つぼが釜の底のように見えることから、その名がついたそうです。高さは22メートル、幅3メートルとダイナミックで、周囲は河津七滝の特徴である柱状節理で囲まれています。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「釜滝」

 

 

 

温泉も楽しめる伊豆最大の滝「大滝(おおだる)」(静岡県河津町)

 

河津七滝の中でも最も大きな滝で、伊豆最大の滝とも言われています。高さ30メートル、幅7メートルの大きな滝ですが、見どころは周囲の柱状節理の美しさや滝のダイナミックさだけではありません。なんと滝の脇から温泉が湧き出しており、迫力のある大滝を見ながら露天風呂に入れるのです。温泉も、滝も大地のめぐみ。東伊豆のジオサイトの中でも、必ず訪れたい場所です。ここは、ナチシダの北限地としても知られ、天然記念物にも指定されています。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本359

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「大滝」

 

 

 

デートスポットとしても人気!「出合滝(であいだる)」(静岡郡河津町)

 

二つの川の流れが合流することから出合滝の名がつき、その名から恋愛成就のスポットして知られています。恋愛成就の神様とされる出合弁財天の像があり、ハートの絵馬が飾られているなど、恋愛成就の縁起物はもちろん、流れる水の美しいブルーなどの絶景も含め、小さいながらもロマンティックなデートスポットとして人気です。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「出合滝」

 

 

 

伊豆の踊子が目印「初景滝(しょけいだる)」(静岡県河津町)

写真提供:静岡県観光協会

 

河津七滝の中でも、最も観光名所として多くの人が訪れるのがこの初景滝です。滝としては七滝中ではやや大きめで、舗装された道路がすぐ近くまであり、車でのアクセスが良いため、団体の観光客なども多く訪れます。伊豆の踊子のブロンズ像が滝の手前にあり、ちょっとしたフォトスポットにもなっています。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「初景滝」

 

 

 

 

小さいけれど存在感がある「エビ滝(えびだる)」(静岡県河津町)

 

滝の流れがエビの尾びれに似ていることからエビ滝と呼ばれるようになったと言われています。高さ5メートル、幅3メートルと河津七滝の中では小さ目ですが、その存在感は決して他の滝に引けを取りません。なぜなら、エビ滝の周辺は他の6つの滝と異なる地層でできているため、七滝中唯一柱状節理がない景観を見ることができる場所なのです。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「エビ滝」

 

 

 

小さな絶景スポット「カニ滝(かにだる)」(静岡県河津町)

 

滝つぼの横の水の流れによって削られた柱状節理の岩肌が膨らんだようになっており、その形がカニの甲羅のように見えることからカニ滝と呼ばれるようになりました。柱状節理の複雑な地形と、そこに流れる滝の様子がとても美しく、小さくも人気の滝の一つです。時折ライトアップイベントなども行われており、幻想的なカニ滝も見られます。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町梨本

河津駅よりバスで約40分、下車後徒歩約1時間(河津七滝巡りの目安所要時間)

伊豆半島ジオパーク公式HP「カニ滝」

 

 

 

伊豆の瞳と呼ばれる美しい火山湖「一碧湖(いっぺきこ)」(静岡県伊東市)

写真提供:静岡県観光協会

 

およそ10万年前の噴火によってできた、とても美しい火山湖です。周囲4キロメートルの湖畔には遊歩道が整備され、自生するめずらしい植物などによる四季折々の風景を散策しながら楽しむことができます。その美しさは与謝野晶子夫妻が多くの歌を詠み、日本百景にも選定されるほど。ボートで湖上から景色を楽しむのもおすすめです。周辺には観光名所も多く、レイクリゾートで優雅な時間を過ごせます。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市吉田

伊東駅よりバスで約20分

伊豆半島ジオパーク公式HP「一碧湖」

 

 

その地形を一言であらわす「いがいが根」(静岡県伊東市)

 

いがいが根は、4000年前の噴火で大室山の溶岩が海に流れこんでできた城ヶ崎海岸にあります。起伏がほとんどない溶岩でできた広場のような場所で、180°のパノラマビューを楽しめるスポットです。溶岩の岩場は、その名の通りいがいがしています。これは、溶岩が冷えてかたまり、クリンカーと呼ばれるものです。雄大な海をのぞむいがいが根は、磯釣りの名スポットとしても知られています。

 

 

【INFORMATION】

静岡県伊東市八幡野

伊東駅より車で約30分

伊豆半島ジオパーク公式HP「いがいが根」

 

 

 

温泉天国東伊豆のシンボル的噴泉「峰温泉大噴湯公園(みねおんせんだいふんとうこうえん)」(静岡県河津町)

写真提供:静岡県観光協会

 

「東洋一を誇る峰温泉の大噴湯」と称されるダイナミックな噴泉です。まさに活火山の恩恵とも言うべき温泉天国である東伊豆のシンボル的な噴泉公園で、90年以上絶えることなく30メートルから50メートルもの高さに噴き上げ続けています。毎分600リットル、100℃の温泉が湧き出していて、温泉たまごを作ったり、噴き上げる温泉を見ながら足湯を楽しんだりできるレジャースポットとして人気です。

 

 

【INFORMATION】

静岡県賀茂郡河津町峰446-1

河津駅よりバスで約5分

伊豆半島ジオパーク公式HP「峰温泉大噴湯公園」

 

 

 

伊豆半島ジオパークをめぐって、新しい東伊豆の魅力を発見してみませんか?